Web建設物価Ver.4
財団法人建設物価調査会様(以下、建設物価調査会様)の「Web建設物価」は、建設工事に必要な資材、機材の価格や、建設機械・仮設機材の賃貸料金、土木、建築工事費等の情報を会員向けに提供するサービスです。
一般的に非公開としている取引価格の実態を把握することは極めて困難です。このような条件の中で、創立以来半世紀の間に培った信用と価格調査経験・知識をもとに、インタビュー手法を取り入れた調査手法を主体に資材や工種ごとにその特性に最も適合した調査方法を用いて、かつ、中立的な立場で取引価格の実態を把握し、情報提供を行っていらっしゃいます。
導入前の課題
Ver.4としてリニューアルを検討していた際、会員にWeb建設物価のご意見を収集した結果、多くの方から「操作が分かりにくい」、「スピードが遅い(=レスポンスが悪い)」とのご意見を多く頂いたそうです。操作に関しては、お問い合わせが多く、サポート対応業務にかかる時間やそれに伴うコストが増加している状況でした。
また、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)も同時に検討しており、有事の際の早期復旧の備えを安価に実現するための検討も行っておりました。
まとめますと「操作性はもちろんの事、大量データをレスポンス良く閲覧でき、かつ、安価にBCPを実現する。」が主な課題でした。

導入の理由
大きく2点、1つめは「Webブラウザ、OSに依存しない実行環境の確立とHTMLでは実現できない洗練された見栄えと直感的な操作性を実現するためにAdobe Flexの採用」、2つめは「ハードウェア購入や構築のイニシャルコストを抑え、大量のデータを扱うのに最適なクラウド環境でも利用できる事」が決め手となり開発を決定しました。

導入効果と今後の展望
Web建設物価のこれまでの問題点は、レスポンスがあまり良くないうえに、UIが複雑で分かりづらく、利用者が目的を達成するまでに時間がかかるということでしたが、この問題を的確に捉えて、DBの再構築、Flexの技術を使ったUIを実現でき、レスポンスアップと、機能そのままにシンプルなUIが実現できました。
UIを一新しながらも、利用者から戸惑う声を聞くことはほとんどなく、Web建設物価Ver.4の今後の利用拡大が期待できるとものと確信できました。
これまでは、機能追加によりUIの複雑化を恐れてきましたが、今後は利用者の声に合わせて機能追加を積極的に行ない、サービス内容の向上を計っていきたいと思います。
